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「自動車産業は100年に1度の大変化の時である」
2014年の国際家電見本市CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)で、長きにわたり世界の自動車業界を牽引してきたアメリカのゼネラルモーターズ(GM)の幹部がいったと聞き及んでいます。

2008年の全世界における自動車保有台数は10億台弱。うち乗用車は7億台あまりですから、自動車の保有の割合は単純計算で「9人に1台」となります。この流れを築いたのは世界的に進むモータリゼーション(自動車の大衆化)の波、この礎を築いたのがT型フォードです。

私たちが乗っている自動車はヘンリー・フォードが作ったT型フォードと同じ機構です、おおまかにエンジン・ハンドル・タイヤで構成されています。その自動車が、今、歴史的な転換点にさしかかっています。

グーグルやアップルなどのIT企業の動き、都会や若者の車離れそして高齢化などの社会の動きなどで自動車の世界は大きな変化のうねりのまっただ中にいます。このうねりが自動車社会を襲おうとしています。

冒頭に記した「自動車産業は100年に1度の大変化」を受け止める準備をしなければと、その変化のあらましをまとめました。
 
自動車の現状は従来のガソリン車と新しく買い換え時はハイブリッド車と大まかに区分けすることが出来ます。エコ減税などでその傾向は強くなっています。

アメリカでシェールガス&オイルの開発が商業ベースにのってきました。この動きで石化燃料が大幅に安くなる見込みです。次世代の駆動機関と燃料の見極めは難しい局面にありますが、大まかに次のようにまとめました。
 
参照した文献
アップル、グーグルが自動車産業を乗っ取る日
桃田健史 著
洋泉社 発行

1時間でわかる図解次世代自動車ビジネス早わかり
デトロイトトーマツコンサルティング株自動車セクター 著
中経出版 発行

「自動運転」が拓く巨大市場
井熊均 著
B&Tブックス 日刊工業新聞 発行

自動車設計革命 TPPに勝つもの作りの原点
長谷川洋三 著
中央公論新社 発行

 
 1958(昭和33)年ころのガソリンスタンド
昭和33年、私が就職した会社のガソリンスタンドではレギュラーガソリンは地下式の給油スタンドでした、まだ高オクタンガソリンの給油は手回しの給油でした。写真のポータブルスタンドです。

このポータブルスタンドはまずドラムから高オクタンガソリンを入れます。使用する自動車は役所の車が主で、シボレーなどでした。給油する量の目盛りまで、手回しのハンドルでくみ上げます。そして自然落下で自動車に給油をするのです。

当時、高オクタンガソリンは1リッター、48円(18円30銭の税金を含む)で、ちなみに普通オクタンガソリンは43円、白灯油33円、軽油33円(8円の税金を含む)で、ちなみに初任給は6,000円でした。
 
  410系ブルーバード
  1964(昭和39)年、前年に開所した(株)林屋商店札幌営業所に転勤になりました。

当時、営業で乗っていたのが「ブルーバード」です。
1200CC、4ドアーセダンでデザインはヨーロッパ調でした。
トヨタのコロナは流線型のアメ車風でした。巷ではブルーバードより売れていたそうです。私はブルーバードのネーミングやそのデザインが気に入っていました。

日本のモータリゼーションがこの頃から始まったと記憶しています。
     自動車産業を襲う「テレマティイクス」、テレマティクスとは
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