写真集 ふるさと風土記 写真サークル 「北映」
発刊に寄せて
写真サークル「北映」は発足当初から郷土の変貌を撮り残して、「ふるさと風土記」として保存することを目的の一つとして決めていました。また、写真サークルとして当然、会員各人が自分の個性と感性で撮影して楽しむと言う二つが会則の目的に明記しています。
特に「ふるさと風土記」は時時刻刻と変貌していく郷土の姿をカメラのもつ記録性によって、その一瞬の有様を切り取り、写真として残し、多くの方々に「郷土のこの当時の様子はこうなんだ」と回顧する史料にして頂きたく作品をとり続けてまいりました。
今回、当写真サークル会員が今まで、その当時の郷土の姿を撮影して来た作品をふるさと風土記編さんチームが一括収集して、「写真集 ふるさと風土記」を編さん致しました。
今後、より多くの方々がこの写真集をご覧になり、郷土の当時の有様を回顧して頂きたく切望し、発刊に寄せての言葉と致します。
平成29年6月13日
写真サークル「北映」
会長 大鹿静彦 ふるさと風土記編さんチーム リーダー 金谷武敏
写真集 ふるさと風土記の編さんを終えて
昭和62年9月30日、写真サークル『北映』の歴史が始まりました。
【年間を通して撮影した会員の作品の中から「郷土の姿」を記録した作品を収集し、会の足跡として年々積み上げていく。各月の例会の中で「ふるさと風土記」に残す作品を決め、事務局が整理保存をする】と発足当時の記録があります。
発足時の名称は「北影」でした。その後、中枢で活躍していた若い会員があいつで亡くなり、その元凶は「北影」の「影」に不吉な意味合いがあるのではと言うことで、その頃から「北映」になりました。
ふるさと風土記は発足当時の理念を限られた会員が引き継ぎ、その撮影が続けられ、作品は定例の写真展のコーナーに展示されてきました。
今年冬、会員から撮り溜めたふるさと風土記を写真集にまとめてはとの提案があり、編さんプロジェクトが立ち上がりました。編さんチームはリーダー・金谷武敏、チーム・今渕誠、逢坂信治でその作業を進める事になりました。
会員にふるさと風土記の作品の提供を呼びかけた結果、274の作品を収集することが出来ました。
収集した作品をふるさと風土記に適さないものや肖像権に問題がある作品等を除き、編さんの対象に、本編・104枚、別冊・80枚、合計・184枚を選びました。
■写真集 ふるさと風土記
題字表紙・発刊に寄せて・目次・別冊 資料編 収録写真一覧・本編(→A3の台紙にA4の写真を貼り付け、撮影者やそのコメントのラベルを下段に表示し、作品の総数は104枚)・会員名簿・奥付の構成です。
■別冊 資料編
題字表紙・別冊 資料編 収録写真一覧・本編(→本編を参照するときの資料として、提供戴いたそのままの姿でクリヤーブックに納め、その枚数は80)・奥付の構成です。
写真集は1冊にまとめたため、厚さが60ミリほどになり、かなり重いものになりました、分冊にしては等反省点があります。
編さん方針で意見の対立があり、ふるさとの青い空に暗雲が立ち込めた時もありましたが、当方にとっては編さんは楽しく意義があるものであった。
平成29年6月23日
写真サークル 『北映』
写真集 ふるさと風土記 編さんチーム 逢坂信治
北見市立中央図書館に蔵書として寄贈
目次
別冊 資料編 収録写真一覧
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