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日本赤十字社北海道支部事業報告 医療施設特別会計 平成21年歳入歳出(損益計算書)

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■平成21年度決算は前年より大幅に改善しました

   平成21年度の北見赤十字病院(以下は北見日赤)の収入は110億2千6百万円となり、前年度より11億4千6百万円と大幅に増加しました。

   平成20年1月、北見日赤の内科医6人全員が退職、4月からの内科の診療を一時休止をしなければならないいう地域にとって衝撃的な問題がおきました。平成20年度は初めから内科医が欠員となり、外来・入院の診療の多くの部分でその収入を得ることができなくなりました。その年の年度末には内科医の欠員の補充も付き、だいぶ体制は立ち直ったのですが近年にない減収の決算となりました。

   そして平成21年度はフル稼働の体制になりました。北見日赤の地域医療は復活したのです。事業利益(損失)は△4億4千6百万円になり、前年より10億6千4万円増加しました。また経常利益も△5億2千4百万円になり、前年の△16億3千万円から大きく改善しました。

   地域医療の崩壊だけはなんとしてもさけねばとの使命感で、病院長、諸先生、コメディカルそして病院の内外の人々の苦しい熱いチャレンジが決算に現れたと考えています。 この決算を読み解いて、病院の内外の関係の皆さんに感謝のきもちをここであらわします。

   一般的に病院の救急・産科・小児科等は採算に合わないといわれています。北見日赤の赤字の要因の一つがこのことにあるとすれば病院はもちろんですが地域での課題にもなります。この科目は地域にとって必要で大切な診療科目だからです。このことを考えるには部門別の管理会計情報が必要になります。

   表 3 平成21年度医業収入と医業費用  道内主要3赤十字病院 比較 は今後の経営を考える資料になればと表をつくました。

表 1 平成21年度 医療事業利益(損益) 北見赤十字病院 実績対前年  単位:百万円   
        増減は金額です。対比はH20年を100 とした時の比です。
        △はマイナスです。
図 2 平成21年度 医療事業利益(損益) 北見赤十字病院 実績対前年 単位:百万円 
        表 1 をグラフにしました。
表3 平成21年度医業収入と医業費用  道内主要3赤十字病院 比較  単位:百万円
       *対比  医業収入小計に対する医業費用の比率(%)です。△はマイナスです。
H23/02/17

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